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講師プロフィール

名前:山田健太
出身:愛媛県今治市
学歴:今治西高等学校普通科卒業
​   関西大学外国語学部外国語学科(英語教育専修)卒業

   アストン大学留学
資格:教員免許(高校英語)、英検1級、食品衛生責任者

その他:大手出版社のWebメディアで英検対策記事の連載経験あり
趣味:英語学習、英語を話すこと、読書、サッカー
   フットサル、温泉、カフェ巡り、ポケモン
性格:好きなことをひたすら突き詰める性格です。
​ひとこと:一緒に英語学習を楽しみましょう!
    少しずつ英語が得意になっていく感覚を味わってください!

 はじめまして!English Club講師のKentaです。今まで出会ってきた生徒さんたちからは、Kenta先生、Ken先生、Kenta、Ken、など色々と呼ばれてきましたが、一番呼びやすい名前で呼んでくださいね!

 

 さて、これから少し長くなりますが、ぼくの英語学習に関する話をさせてください。

 

 ぼくが英語の勉強を始めたのは中学校に入学して英語の本格的な授業が始まった頃です。未だに覚えているのが、中学校で初めて受けた英語の中間テスト。最初の一番簡単なはずのテストで、なんと70点しか取ることができませんでした(笑) ただ、テストの答え合わせのときに思ったのは、数学とは違って英語は教科書の英文をそのまま覚えるだけで高得点が取れるのじゃないか、ということです。そこで、その場での単なる思いつきですが、次の英語のテスト勉強からは教科書に出てくる英文をすべて日本語から英語に直せる状態にしてテストに臨むことにしてみました。そうすると、次の期末テストではやはり思った通り90点!そのときに「英語は頑張ればちゃんと結果が出る」と気づくと、それからは英語の勉強が楽しくなり、勉強法を自分なりに工夫しながら突き詰めていくようになりました。70点を取ったテスト以降、卒業まですべての英語のテストでは基本的にほぼ満点近くを取れるようになり、悪くても90点を下回ることはありませんでした。高校入試の英語は満点で、今でも忘れられないぐらいの達成感を得ることができました。

 高校に入ってからもすでに自分の学習方法が確立していたので英語で困ることはなく、英語の記述模試の偏差値も常に80前後を維持していました。

 

 ここまで聞くとただの自慢話のように聞こえてしまうかもしれませんが、ぼくが伝えたいことは「正しい学習方法さえわかっていてそれを長期的に実行することができれば誰でも高い英語力を身につけることができる」ということです。当時ぼくが行っていた学習法は至ってシンプルで、

 

・単語を声に出しながら10回ずつノートに書いて覚える

・英文の単語や意味、文法構造を把握する

・その英文を声に出しながら5~10回ノートに書く

・日本語から英語に直して書けるようになるまで繰り返す

 

 主にこれら4つになります。問題集を解くこともありましたが、当時の英語学習の時間の大部分は以上の4つに充ててきました。考え方としては、定期テストに出るような穴埋めや並び替え問題はもちろん、読解や和訳・英訳も、その元となる英文を丸暗記しておけば考えなくても解ける、という物でした。中学校の3年間を英文丸暗記作戦で乗り切っていくと、英語の例文やパターンのストックが自然と頭に蓄積されていったようで、意外なことに初見の英文にも対応する力がついていました。

 

 しかし、その後しばらくしてから挫折もありました。大学の外国語学部に進むと、授業では英語を学ぶというより英語を実際に使っていくようになります。クラスメイトには帰国子女や中高一貫の私立学校で国際科出身の人がたくさんいました。そんな中、ただの普通科出身の自分は萎縮してしまい、思ったように英語がスムーズに出てこないこともありました。そんな状況が続く中、その翌年に留学を控えている危機感もあり、切羽詰まった状態でたまたま本屋で手に取った本からシャドーイングというトレーニングを知り、これしかない!と取り組むようになります。数か月続けていくと、少しずつ英語が聞き取りやすくなっていく感覚があり、次第に簡単な英語がスムーズに出てくるようになりました。その頃から自分と似た境遇の仲間を集めて定期的に英会話を練習するようになり、少しずつスピーキングも上達していき挫折を乗り越えることができました。そのおかげでイギリスの留学生活では大きく困ることもなく、授業のディスカッションや様々な国の留学生や現地の人との交流を楽しむことができ、人生で忘れられない最高の1年を過ごすことができました。

 

 今振り返ると、中学校時代に取り組んだ英語学習のおかげで豊富な英文パターンのインプットができ、音声トレーニングや会話練習を経てそれらを上手く引き出せるようになったのだと思います。あの頃の学習方法がなければ英語の土台を築けなかったので、どんなに練習してもなかなか上達しなかったかもしれません。

 

 こういった紆余曲折の経験もあり、英語それ自体はもちろん英語学習方法や習得論にも興味を持つようになり、参考になりそうな書籍を色々と読んできました。その結果言えることは、それまで偶然やってきた方法はどれも英語習得に大きく役立つものばかりだった、ということです。

 

 その読んできた本の中から1つ、『Jアプローチ「4技能時代」を先取りする凄い英語学習方法』という本は、かなり簡潔にまとめると

 

・英文法の理解

・理解している英文の大量インプット

・それらの口頭での発話訓練

 

の重要性を強調しています。このメソッドの発案者である先生のもとで日本語クラスを受講したアメリカの大学生は、日本語を高いレベルで自由に使いこなせるようになっていたそうです。これに音声も活用することが理想なのですが、ぼくが中学校のときにしていた学習法もこれに似ています。そのときの自分に足りなかったのは、日本語を見て英語が書けるだけでなく、それを瞬時に口頭で言える発話ベースのトレーニングと、やはり音声学習ということになります。実際に大学に入学して挫折を味わった後に、音声を活用した学習を取り入れることで伸び悩んでいた英語力をさらにもう1段階高めることができました。

 

 簡単にまとめると、ぼくが中学生の頃に取り組んできた方法(大量の例文インプット&それらを日本語から英語にできる力をつける)に音声を用いて発話ベースのトレーニングを組み込み、そこに会話やスピーチ練習を取り入れることで英語の技能をバランス良く高めていくことができると言えます。それと並行してYouTubeやPodcast等を活用して英語をたくさん聞き、洋書や英字新聞などで英語をたくさん読む、ということができれば、これ以上に良い学習方法はないと言えます。

 

 English Clubの授業(特に中学英語)では上記のことを踏まえそれらを前提とした内容にしています。英語習得の全体の流れとして、

 

①小学校英語(入門)で楽しく英語に慣れ親しむ

②小学校英語(基礎)で楽しみながらも学習的な側面に触れる

③中学英語(1~3年生)で確固とした文法理解と例文インプット

④実用英語(中学生・高校生)クラスで実践を通して英語を引き出す

 

という風に、各クラスを通して段階を踏みながら英語力をどんどん磨けるように設計しました。特に中学英語クラスはインプットに重きを置いたトレーニング的な要素が強く、決して楽ではないですが、着実に英語力が上がります。英語は得意になればなるほど楽しくなっていくので、きっと乗り切れるはずです。

 

 そして最後に、英語が得意になってきたら今度はそれを使って意見を発信する力をつけていかなければいけません。英検3級からは英作文と面接が加わるのも、英語での発信力を見ているからです。日本の学生は他の国の学生と比べると、学校のクラスでディスカッションやディベートをする機会が圧倒的に不足しています。その結果、日常や社会生活に関する物事について考える習慣や意見を持っていないことが多いです。英検の英作文や面接での質問に苦戦する人が多いのもそれが理由の1つです。英語を学習するのなら、筆記のテストのためだけではなく、最終的には意見を持ってそれを英語を使って発信し意見交換を楽しめる国際力を身につけていただきたいと考えています。そのために作ったのが実用英語クラスとなります。

 

 ここまでかなり長くなってしまいましたが、英語学習における自分の過去の経験や学習方法を自己紹介として話させていただきました。英語は努力するだけどんどん上達します。一緒に英語の旅を楽しみましょう!

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